箱根湯本のホテルというと、どのホテルが頭に浮かびますか?古くから人気のある箱根湯本には、歴史ある大きなホテルがいくつもあります。
そういったホテルなら間違いないと、つい安易に選びがちですが、実は、ここ箱根湯本には、本物の美味しさを知る美食家たちが集う、隠れ家的な宿が存在します。
オーベルジュというだけあって、大手ホテルのようなきらびやかな玄関はありませんが、緑の木々やつたが目に涼しい、雰囲気の良い宿です。
玄関を入ると、比較的モダンでスタイリッシュなインテリア。右手にはロビーが広がり、左手にはフロントがあります。
全10室ということで狭いところを想像しがちですが、比較的広々としてくつろげそうな雰囲気です。
チェックインをして、部屋にむかいます。
このお部屋はスタンダードタイプ。入って最初に目に入るのはクローゼットです。どこからかよい香りが漂います。
良い香りが漂っていた理由は、自然素材を使用した化粧品やアロマ製品として人気のTHANN(タン)です。部屋にさりげなく置いてあり、非常にセンスの良さを感じます。
スタンダードのタイプとはいえ、ややゆとりのある作りです。大きくとられた窓のおかげで、優しい光が差し込んできます。ベッドはシングルベッドが2つ。清潔感のある寝具です。
窓の外にはすがすがしい緑が目の前に。かなり下のほうまで窓になっていますが、これなら外の目も気にならないので、ポイントはかなり高めです。
なんとマッサージチェアがお部屋に備えられています。スタンダードのお部屋でこの設備。椅子とテーブルセットはこじんまりとしたものですが、この宿には、ゆっくり座るべき場所が、ほかにあります。
壁際にはデスクや洗面などが並びます。オーナーが料理だけでなく、部屋の設備や備品にも、かなりこだわったのが伝わってきます。
カフェのようにお洒落な洗面台。なんと手作りの焼き菓子が。本格的なお着き菓子に、ホテルでの食事も期待ができそう・・・・。
箱根の静かな林の中で素敵な時間が過ごせそうです。テラス付きの部屋や、露天風呂付きの客室など、予算や希望に応じて選ぶことができるそうです。
実はここには、非常に趣深い露天風呂があるのです。
そこへは、この木の渡り廊下を渡っていきます。
お湯は透明です。お湯につかりながら緑を望む。源泉かけ流しではありませんが、これで日ごろたまった疲れが、吹き飛んでいくはずです。
メインはステーキなど、
選ぶお料理によりオプション料金がかかりますが、どれも絶品ですばらしいものです。
フルーツでしめくくり。とにかくこれには、美食家の方も大満足なのではないでしょうか。少人数へのサービスなので、温かい料理は温かいまま、冷たい料理は冷たいまま、その人のスピードに合わせて…などの気配りも行き届いています。