バックパッカーの旅で一番お金がかかるところと言えば「交通費」と「宿代」です。宿代がかからなければ、費用を劇的に抑えることができるようになりますので、予算が低いバックパッカーは、宿に泊まらずに旅をしています。テントを張って夜を迎える人が大勢います。
バックパッカーのテント生活は普通のキャンプとは違います。車で旅をするならともかく、基本的にはバックパック1つで旅に出るので、多くの道具を持ち歩くことができません。限られた荷物の中で、いかに安全に快適に野宿する方法をご紹介します。
テント生活のデメリット
- キャンプ場は郊外にあり、街中では、テントを張れる場所が見つかりにくくなります。毎日、テントが張れそうな場所を探すのは結構大変です。
- キャンプ場ならまだしも、公園や駐車場などにテントをはってしまうと、安全性に幾つかの問題があります。
- 危険にさらされていることを忘れないことです。場合によっては自殺行為にもなるので注意してください。
- 張る場所が確保できても毎回のようにテントを張って、準備して、起きたら撤収という作業を繰り返さなくてはなりません。
- 野外なので電源が確保しずらいですのも悩みの一つです。
- 外が寒ければテントの中も寒くなりますし、暑ければサウナのようになります。雨が降ればうるさいし地面はぬれますし、風が強いときは飛ばされないような対策をしなければなりません。
テント生活のメリット
- 最初に述べたとおり、テント生活の最大のメリットは宿代を節約できるということです。キャンプ場を利用する場合も、無料のところもありますが、有料でも宿に泊まるよりも安く済むことが多いです。
- 安宿に宿泊する場合、共同部屋になることが多いですが、テントならプライベート空間が確保できます。、自分だけの空間ですから何をしてても誰にも迷惑は掛かりません。
- テントからマット、寝袋まで全て常に自分が管理している空間なので、衛生的にも気持ちが楽です。宿によってはベッドシーツを変えていないこともあるので、完全に自分のものというだけでも気持ちはかなり楽になります。
テントの選び方
- 大前提として軽いものを選びましょう。例えバックパックに入らなくても軽いものならそこまで負担にはなりません。目安としては大体1kg前後のものを選ぶのが良いです。
- 気候によって影響されにくいもの、強い風が吹いても壊れないくらい骨格がしっかりしているもの、そして、雨が降っても大丈夫な防水性のものを選びましょう。
- テントの形でおすすめなのはドーム型のものです。ピンを打って固定するタイプの場合、コンクリートの上などではピンを打つことはできませんが、ドーム型のものは荷物を置けばテントを固定することができるのでおすすめです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 2012-08-11
- 色は地味な色のものを選びましょう。明るい色のテントですと、一発でテントが張ってあることがわかります。安全のために。暗闇に紛れ込めたり、林の中や、雑木の中にはったら目立た無くなるような色のテントを選びます。
テントをはる時間帯
- テントをはる時間帯です。目立ってしまうと狙われてしまう可能性が高いので、キャンプ場以外の場所なら時間帯にも気を付けなければなりません。
- 明るいうちに張るととても目立ちます、おすすめは夕暮れ時で、暗くなる直前に張ることです。
テントをはる場所
- テント生活で重要なのが「テントをはる場所」です。できればキャンプ場でテントをはることをおすすめします。場所によっては電源を確保できますし、必要な設備は最低限あるはずです。
- 次が、教会です。キリスト教の教会などなら、広い庭があるのでそこにテントを張るのがおすすめです。教会の敷地内なら安全性も高いので、安心して野宿することができます。
- 次は、ガソリンスタンドです。車が入ってくるような場所ではなく、敷地内の端っこの方とか、スタンドの建物の裏などがおすすめです。ガソリンスタンドなら田舎でも都会でもありますので、探してみてください。
- 空き地や公園などでテントをはる場合は、雑木にテントを紛れ込ませることができるような場所や、テントが目立たない場所を選んでください。目立つとそれだけ危険な目にあうリスクも高くなりますので注意してください。
避けるべき場所
- テントをはるのに避けるべき場所がいくつかあります。まずは壁に落書きがされている場所や、吸い殻が多く落ちている場所です。
- 公園とか広場の場合は注意が必要です。なるべく避けたほうがいいですが、どうしても場所がない場合は、端の目立たないところに張ってください。