1、マフラー部分
中古キャンピングカーのベース車両のチェックポイントのひとつに、マフラーや足回りなどの確認があります。
他の一般的な乗用車同様に、経年劣化による錆 が見られますが、ここで注目しいのは、途中 にある継ぎ目部分の状態。実はこの継ぎ目部分は、純正マフラーをキャン ピングカービルダーオリジナルの延長パイプで 延長している部分です。
ベース車両純正品かと思ってしまいそうですが、立派な社外品で、交換用のスペアパーツも準備されています。吊り金具の部分など‥‥。
タイコ部分(触媒&消音器)も含めて、腐食の状態をよく確認しておくようにします。腐食が進むと、マフラー部分に穴があき、排気モレや騒音の原因にもなる上、車検にも通りませんから、注意が必要です。
2、足回りの確認
足回りの確認として、ショックアブソーバーの取り付け状態と劣化の確認をします。一般的にショックアブソーバーの耐用年数とい うか、耐用距離はおおむね5年5万キロと云われます。無交換のまま8万キロや10万 キロを走行している中古キャンピングカーであ れば、交換をオススメします。
ショックアブソーバーにプラスをして、増しリーフと呼ばれる、トラックの板バネを追加する、足回りのチューニング方法があります。
キャンピングカーの尻下がりや、フワフワとし た乗り心地を改善する効果があり、純正ベース 車両の乗り心地に満足していない方が、装着し たりしています。
取り付け方法もそれ程難しくはないため、中古 キャンピングカーを購入して足回りに不満を感るようであれば、交換を検討してみるのもいいかもしれません。
ショックアブソーバー
足回りの確認として目視で 変な点は交換修理を依頼しましょう安全第一です。
余談ですが値引き交渉の際は、 付属品、交換品などを追加して交渉するのがうまくいく秘訣です。
3、2WDにするか4WDにするか
キャンピングカーなどで出掛けるフィ ールドの中には、未舗装の道や雪道もあるため、 海岸や河川敷、スキーやスノボーなどに行く予 定などがある方であれば、迷わず4WDの選択を。
中古キャンピングカーを購入して、いろいろな 装備品を後から付ける事もあると思いますが、 4WDだけは後から付ける訳にはいきません。
それだけに、最初に購入する時から、どちらの 駆動方式を選ぶのかを、あらかじめ決めておかなければなりません。
4WDの後付けキットは存在しないため、購入後、どうしても4WDにしたければ、キャンピングカーを買い換えるしかありません。
4WDは悪路や雪道を走る時には強い味方ですが、足回りの重量増による加速や燃費への影響が気になるところです。
重量の重いキャンピングカーは、一度スタック してしまえば、抜け出すのは容易ではなく、危 なそうなフィールドに行く予定が少しでもある 方は、4WDを選んでおいた方が後々後悔しない と思います。
パートタイム4WDという駆動方式があります。これは4WDが必要な時だけ切り替えて4WDにでき るという装置です。
普段は燃費の良い2WDで走行し、イザとなれば 4WDに切り替えて走行できます。