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キャンピングカーの電源設備について

 

冷蔵庫は出かける前に外部充電をしているうちから冷やしておく、電子レンジなど大きな電気を必要とするものはエンジンをかけながら使う、天気の良い日は充電できるようにソーラーなどを追加するなどなどキャンピングカーもこの限られた電気を外部充電・走行充電上手く利用して節約しながら使っていくかが重要になってきます。

旅先で宿泊するときエンジンを切って使用することになる、冷蔵庫やテレビ、エアコン、電子レンジなどを使うにサブバッテリーを搭載しなければなりません。

サブバッテリーは直流なので、インバーターを用いて家電用の交流にする必要があります。

サブバッテリーは発電機か外部電源などから充電します。

しかし、発電機や外部電源がなく、エンジンも切ってサブバッテリーを充電にするには、ソーラーパネル

①サブバッテリー

バッテリーの容量には、80Aとか105Aとかありますが、例えば80Ah(5HR)と表示されているバッテリーは、5時間率で80アンペアアワーと読みます。

80Aのバッテリーは、単純計算で16Aで5時間放電できる能力があるバッテリーという事になりますが、40Aなら2時間放電できるという事にはなりません。

バッテリーは表示された容量の7〜8割位が実際に使える容量と考えた方が良いでしょう。

容量を増やしたいといっても、ただバッテリーの数を増やすわけにもいきません。基本的にはサブバッテリーは2台仕様までが一般的で、3台以上の接続は充電等の管理が難しいようです。

2個以上のサブバッテリーを装備していれば、必ずどちらか片方のバッテリーの劣化が進み、その弱ったバッテリーに引きずられるように元気なバッテリーも弱ってしまいます。

下記の電気製品を使うとして

1泊あたり約74Aの電気を消費する計算になります。バッテリーの実質取り出せる容量が7〜8割という事を考えると、105Aのバッテリー1台で1泊が限界と云うことでしょうか。

バッテリーがフル充電の状態から午後18:00から23:00まで、23:00以降翌朝8:00まではFFヒーターのみ稼動させた場合。

18:00〜23:00(5時間)
照明:合計3.89A 3.89A×5時間=19.45Ah
冷蔵庫:1.5A×5時間=7.5Ah
液晶TV・地デジチューナー:5A×5時間=25Ah

18:00〜翌朝8:00(14時間)
FFヒーター:1.6A×14h=22.4Ah
合計:19.45+7.5+25+22.4=74.35Ah

電気製品(消費電力÷電圧12v)

ドームライト(電球) 15W 1.25A
蛍光灯 8W 1.34A
ハロゲン灯照明 10W 0.8A
LED照明 3.6W・2.4W 各1 0.5A
FFヒーター 平均19W 1.6A
冷蔵庫 平均18W 1.5A
液晶TV・地デジチューナー

②インバーター

インバーターを接続する側のバッテリーの容量。インバーターが1500Wクラスの大きなタイプでも、サブバッテリー自体の容量が小さいものであれば、インバーター本来の性能を発揮することはできません。

インバーターとサブバッテリーの推奨容量は‥‥。
◆300~800W・・・・・・・・・・80Ah以上
◆1500W・・・・・・・・・・・・100Ah以上
◆3000W・・・・・・・・・・・・200Ah以上

大容量のインバーターを使うためには、大容量のサブバッテリーが必要、さらにそのサブバッテリーを走行充電で十分に充電するためには大容量のオルタネーターが必要と、全てを大容量化しなければなりません。

そう考えると、300~500W程度の小型インバーターをシングルサブバッテリーで動かし、大きな電気が必要な場合は騒音や排気ガス等の問題はありますが、ポータブル発電機を使ってその電気をまかなうという方法は今の時点ではベストかもしれません。

キャンピングカー内で100V電源を使うためのベストな組み合わせは・・・
・ インバーター  300~500W
・ サブバッテリー 80~100Ah

③発電機

電子レンジやエアコンともなると、バッテリーでは力が足りず、エンジン発電機以外に選択肢はなくなります。基本的には大容量で騒音・振動のなかなかのもの、静かなキャンプ地では、日中でも周りを気にします。発電機は不要という意見もよく耳にします。その理由は「騒音がうるさくて使えたもんじゃない。周りに迷惑だ」ということに尽きるでしょう。

④ソーラーパネル

ソーラー充電システムは、太陽さえ出ていれば、エンジンを切っても勝手に充電してくれる。エアコンの消費電力は大きいため、ソーラーパネルがなければ、わずかな時間しか使用できませんし、使用できたとしてもサブバッテリーの残量はギリギリでしょう。そうなると車中泊する夜に支障が‥‥。

パネルの良し悪しや充電方式、天候によって充電量はピンキリですが、それなりのシステムなら、3時間程度は大きな不安なくエアコンを使用できると思います。

屋根に重いソーラーパネルを積むため重心が高くなります。またモノによっては風の影響を受ける場合もあるようです。

ソーラーパネルを積む場合(本当はソーラー無しでも)バッテリーの残量計はつけた方がいいでしょう。

ソーラー充電方式

MPPT方式とPWM方式の2種類あるようです

PWM方式

電圧を降圧する際には、余剰電圧を「熱」として外部に放出します。

MPPT方式

MPPTコントローラーは熱ではなく電流(A)に変換します。
MPPT方式は電圧を捨てずに電流に変換しているので、ソーラーパネルの本来の性能を活かし充電時間短縮が可能となります。

MPPT方式はPWM方式に比べてコントローラーの値段がかなり高くなります。

PWM方式の充電コントローラは
未来舎 PowerTite PV-1212D1A   200W 12A 実売:14,000円
未来舎 PowerTite PV-1230D1AB 500W 30A 実売:18,000円

MPPT方式の充電コントローラは
Moringstar社 SA-MPPT-15L 200W 15A 実売:58,000円
Moringstar社 TS-MPPT-30   400W 30A 実売:98,000円

W数の大きなパネルを取り付けようとすると充電コントローラーの値段は
大きな差となって出てくるのがはっきりわかります。MPPT方式はPWM方式に比べて金額が高くなる理由は充電器の差です。

ソーラーパネルのW数がどの位必要になるか

基本的に冬しか使わないなら、120W程度のPWM方式で良さそうです。実際にキャンピングカーは夏にもバンバン使います。

ネットで探すとキャンピングカーに取付けてくれる業者も存在します。格安の
ソーラーパネル充電装置を着けたいですね。

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