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切明温泉 「川原の温泉」(長野県)

新潟県との境にある長野県最北、栄村で秋山郷と呼ばれる山深い地域の最奥、中津川沿いにある温泉地です。秋山郷は信濃三大秘境のひとつで平家の落人が暮らしていた里でもあります。また、日本有数の豪雪地帯で冬には3m以上の積雪があるそうです。

秋山郷(あきやまごう)は、新潟県中魚沼郡津南町と長野県下水内郡栄村とにまたがる中津川沿いの地域の名称。東を苗場山、西を鳥甲山に挟まれた山間地域で、日本の秘境100選の1つでもあります。新潟県側に8つ、長野県側に5つの集落があります。

文治年間に上野国草津の平勝秀が源頼朝に敗れて落ち延びたという平家の落人伝説が残る。狩猟(特にクマ狩り)や焼畑を行っていたことでも知られる。また交通・通信が不便で、豪雪地帯でもあったことから、独特の生活習慣が残されています。

方言も周囲とは異なる(秋山郷方言を参照)。江戸時代には、塩沢出身の文人鈴木牧之の著書『秋山記行』や『北越雪譜』、また昭和になってからは、地理学者の市川健夫氏によってこれらの自然や歴史、風俗習慣が紹介されました。

近年まで冬季には隔絶される場面が多く何度も飢饉、飢餓が発生し、時に村が全滅した経緯もあります。現在は国道405号が中魚沼郡津南町大割野から切明まで通っています。

長野県側からは奥志賀林道から雑魚川林道に分岐し、切明まで繋がる林道が整備されており、飢饉、飢餓の危険はなくなりましたが、依然秘境の面影を止めています。また秋山郷は、湯量豊富な温泉郷としても有名である。各集落にはそれぞれ独自の源泉があり、温泉施設や温泉宿が存在します。

現在の長野県・新潟県の境は、近代以前の信濃国と越後国の境を引き継いだものです。近世には、越後側は8集落で結東村という一村を形成していました。信濃側は、現在の栄村役場付近の、いわば麓の村ともいうべき箕作村の枝村とされていました。

秋山郷の名の由来と考えられている大秋山という集落が信濃側にありましたが、1783年(天明3年)の飢饉によって一村8軒が全滅したと『北越雪譜』に記されています。

昭和の初めに秋山郷を測量隊が訪れたところ、村人から「源氏はまだ栄えているか」と尋ねられたという逸話が残る。当地に平家の落人伝説があることと、里から隔絶された秘境であることから生まれた伝説ではないのかと思います。

秋山郷は信濃三大秘境といわれ一昔前は陸の孤島だった。その秋山郷で最奥の地にあるのが切明温泉である。切明温泉には中津川沿いの河原に掘ると温泉が湧き出てくる「河原の湯」という野天風呂が有名です。。切明温泉にある旅館 雄川閣の裏には野湯がある。ここは観光名所として有名となり、観光で訪れる人も多い。

河原の湯までの道のりはまさに秘湯で、志賀高原側からスーパー林道を通って秋山郷へ来るる道のほうが舗装されていて走りやすいそうです。川の手前にある温泉宿雄川閣」に車を停めさせていただきます。

建物の壁に河原の湯の看板が地図付きであるので、迷うことはありません。徒歩で5分、近いです。雄川閣から川側に進むとすぐに吊り橋が現れるのでこちらの橋を渡ります。

吊り橋から下流側に源泉が湧きだす様子を見ることができます。橋を渡りおえると川沿いに向かう道がなんとなくできているので・・・・。魚野川と雑魚川が合流して中津川に流れ込む河原一帯が源泉地帯となっていて、掘るとどこでも源泉が湧き出ます。スコップを使って好きな場所で好きな大きさのマイ露天風呂を作ることができます。

掘った穴の位置によって、それぞれ温度は微妙に違い、川の水をこの手作りの浴槽に引き込むことで、温度を調整するのですが、すでに湯船としていい感じの石組みがいくつもできているので掘る必要もないかも。源泉温度は50℃以上なので湯底から湧く源泉と川の水を上手に混ぜて好きな湯加減に調整するのは、なかなか難しいです。

人里離れた、かなり秘境の部類に入る温泉だけあって、お湯に浸かると川と同じレベルで、周りを見渡すと木々や山がそびえていて大自然と一体化して入浴できる野天風呂です。しかし、普通の川で裸になって、河原の穴にうずくまることに抵抗を感じる。自然美だけは、最高、文句をつけようがない、夜の星空も素晴らしい。

泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
ph:7.6 (弱アルカリ性)
バスタオル巻き:OK(水着も可)
効能:慢性婦人病・神経痛・関節痛・筋肉痛・慢性消化器病・うちみ・痔疾

〒949-8321
所在地:長野県下水内郡栄村切明
入浴料:無料(野湯)
営業時間:日の出~日没
定休日:増水時
駐車場:あり(雄川閣」の湯、駐車場を利用)

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