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伝統の証明!  全国の魅力的な混浴温泉とその楽しみ方

もともと日本人は老いも若きも、男も女も、和やかに温泉に入っていた。1300年前に記された「風土記」などでも、男女で一つの温泉に入る様子が描かれている。温泉地もそうだし、何度となく混浴禁止令は出ていたが、江戸時代の銭湯でも混浴だった。

日本の温泉文化

欧米列強に倣えとばかりに、混浴という独自の習慣を国が積極的に排除していったのは明治時代から。日本の近代化とともに、外国人の目に野蛮と映った混浴はなくなっていき、今では男女別の風呂が一般的になった。

混浴は新設できない

「混浴の魅力」とはなんだろう?。「自然との一体感」や「土地の人とのコミュニケーション」を挙げる人は多いのですが、男も女も老いも若きも一緒に同じ湯船に入る混浴は、抵抗がある人もあるのではないでしょうか?

温泉地が湯治場として機能していた時代は、老夫婦がもう一方を介護するのに混浴は当たり前だったそうである。

「自然との一体」感露天風呂

今でも歴史ある温泉地では混浴風呂が残っている。「旅館業法」(昭和23年(1948)施行)では原則として浴室は男女別に設けることが義務づけられており、混浴が認められるのは例外なのです。

山奥の不便な場所にあるなど土地の状況によってやむを得ない場合は特例扱いとなる。「保健所の立ち入り検査では、”混浴”というだけで減点される」屈辱的な現実もある。

全国には「旅館業法」が定められた昭和23年よりも前から、歴史ある混浴風呂を守り続けている宿は少なくないが、混浴風呂はいったんやめてしまえば再度つくることはできない。希少価値の高い風呂文化なのです。

最近では、日本の温泉文化が崩壊しつつある、管理されていない露天風呂ではマナーをわきまえない人たちが現れ始め、混浴露天に異変が起きている。

2015年6月、入浴客による不適切な行為やビデオ撮影などにより栃木県・塩原温泉で混浴露天風呂「不動の湯」がいったん閉鎖されたニュースはその代表かもしれない。

閉鎖された「不動の湯」

全国の公共露天風呂では、夜間閉鎖や有人化、湯あみ着の着用義務などの措置をとるところが多くなっている。

閉鎖された「不動の湯」は11月に管理人を配置し、300円の利用料(閉鎖前は200円)で土日祝日のみ再開した。

現在は冬季のため再度休業中で、塩原で入れる混浴風呂は「もみじの湯」のみとなっている。

入りやすい混浴と入りにくい混浴

観光客にとっては初めての場所であっても、地元の人にとっては生活の場なのです。「郷に入れば郷に従え」である。

共同湯の管理人のような人たちがいる

基本的には、生活の場にお邪魔するわけだから、「もらい湯」の精神で、地元のルールや風習に従った行動することが大事と考える。

入浴客のマナーに目を光らせる地元の方がいる。不審な動きをしようものなら、すぐさま注意される。共同湯の管理人のような人たちがいると、マナー悪化の抑止力となる。

湯の色が無色透明の場合はやはり入りにくいが、最近増えたのが「湯あみ着OK」のところと「女性専用時間」。実際、女性客が入りやすいよう配慮する宿は増えている。

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