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キャンピングカーサブバッテリーについて(自作充電回路)

キャンピングカーは車内に居住スペースを持ち、ベッドなどを備えて車中泊が快適にできるように作られています。キャンピングカーの装備を充実させようとすると、冷蔵庫や電子レンジなど家で使うような電化製品を多く稼働させることになるため、エンジン停止中でも電化製品を使うためにサブバッテリーが必要となります。

旅行先で車中泊としようとなると、夏は冷房が、冬は暖房が必要なシーンが多くなります。エンジンのかけっ放しは騒音被害などの理由から基本的にはNGであり、冬は雪が降って排気口がふさがると一酸化炭素中毒になる危険性があるため寝るときには原則エンジンを切ります。そのため、冷房や暖房を使用するためにはサブバッテリーが必要になります。

サブバッテリーの充電方法を考える

サブバッテリーは、走行充電、外部充電、ソーラーパネルの3つの方法で充電できます。
走行充電はメインバッテリーの充電と同じく、エンジンが稼働している間にそのパワーで充電を行います。外部充電は外部の100V電源から充電するもので、家のコンセントの他、RVパークや一部のオートキャンプ場にて有料で電源を取ることができます。キャンピングカーにソーラーパネルが付いていれば、走行していなくてもサブバッテリーの充電が可能です。

サブバッテリーに負荷をかけすぎないようにするには、過充電と過放電を避けることが重要です。過充電はすでに十分充電している上にさらに充電することです。、過放電は電圧がなくなりかけるまで使用し続けることを云います。使ったらすぐ充電するという意識が大切です。

既設の回路を調べる。

バッテリーのターミナルを外す。活線 の状態で作業して、何かの拍子にショートすると事故につながるので安全の為に外します。

バッテリーリレーが充電用に使用されている。そこにはメインバッテリーのケーブルがつながれている。外して “ ブラブラ ” していると、バッテリーリレーの本体を含めて周囲に “ マイナス ” が多い為、逆に危険なので取り外した端子はテーピングで処理しておきます。

サブバッテリーの充電について

この回路は、サブバッテリーの充電はメインバッテリーからバッテリーリレーを介してダイレクトに充電されます。

バッテリーリレーのコイルにタイマーを使用しているのは、エンジン始動の際にサブバッテリーがメインバッテリーに干渉しないようにする為です。(タイマーを使用し、メインバッテリーとサブバッテリーがつながるのを遅延させ、セルが回せなくなる問題を回避してます)

タイマーにつながっているリレーは、タイマーの接点容量が足りない為に使用している。左側にある AC100Vリレー の役割は、外部からAC100Vの入力があった時にインバーターの出力が干渉しないように切り替えるものです。

バッテリーリレーを使用しメインバッテリーからのダイレクト充電 ですが、万が一を考え AC充電器 と ソーラー充電 も装備します。

充電方法は

走行中 : ダイレクト充電、ソーラー充電

停車中 : ソーラー充電あるいはAC充電器使用

バッテリーのAC充電器使用充電

通常は充電器のクリップをバッテリーターミナルにつなぐだけで良いので特に考える必要もないわけですが、充電器をセットの手間を省きたいと思います。 充電器は最初からセットする。 接続は クリップを圧着端子に変えバッテリーターミナルに接続する回路にする。

① は通常の充電する形で、クリップでバッテリーターミナルを挟む形になります。充電器には 逆流防止用ダイオード が内蔵されていますからバッテリーから充電器に電流が流れる事はありません。

 のようにAC充電器を使用する時だけサブバッテリーにつながるように走行充電とAC充電を切り替えるようにすれば問題は解決出来ますが、この場合使用する5極リレーの容量が問題があります。

※AC充電器はマックスで10Aなので30Aで問題ない。走行充電ではサブバッテリーが空の時には瞬時に200A ほど流れる。切り替えに使用する5極リレーでは容量が足りず端子が溶けてしまう。発火の可能性もあります。

容量問題を解決した回路

AC充電器での充電は5極リレー、走行充電ではバッテリーリレーを使用しそれぞれは干渉しません。

  はAC充電器の電源を入れた時に5極リレーのコイルに電流が流れ働くようになっています。AC充電スイッチ を入れる事で充電が開始され、LEDで点灯表示します。LEDモニター出力 ② が点灯すればサブバッテリーが充電されている事になります。リレーとサブバッテリーは直接つながっている状態なので常に点灯する事になります。 バッテリーチェック で 電圧計 を取り付け充電の判断をします。

この回路について説明します

バッテリーリレーを使用しメインバッテリーからのダイレクト充電 と AC充電器 ( ソーラー充電 )を考えた回路です。

 走行充電 

走行状態ではタイマーがONになり電流が5極リレー①を通ってバッテリーリレーのコイルに流れ、バッテリーリレーがONになり走行充電が開始されます。この時、5極リレー②は開いた状態ですからAC充電器とは干渉しません。

AC充電器での充電

通常AC充電器を使用する時は停車した状態なのでエンジンはかかっていないませんからバッテリーリレーはOFFの状態なのでメインバッテリーからの出力がAC充電器に干渉する事はないですが、停車していてもエンジンをかける場合がある。メインバッテリーからの出力とAC充電器の出力が干渉するので、5極リレー①を使用してエンジンをかけてもメインバッテリーからの出力がAC充電器に干渉しないようになってます。

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